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Channel: BOOGIEなイーブニング!
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吉田類ゴッコ#015「加賀屋御徒町店」/御徒町

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女(アデージョ)の吞みの誘いを二度も断っている。

連日、隙間なく飲み会がセッティングされているから、しかたがないのだ。

ほれ、
ハッチは
江戸一の
人気男芸者
だからな。


毎晩お座敷があるのよ。
そんで、やっと空いた日にお願いした。

「アチキを2回も振ったのは、
あんさんが初めてでありんす」


と言われながら。もちろん急遽決まった飲み会なのだが、今回は誰にもジャマされることなく、艶女と差しつ差されつシッポリと呑めるワケだ。当日のハナキンの夕方に、まぁ、一応毎回毎回声を掛けているご近所のメンバーにメールを送った。17時を過ぎていたのでみんな当然キャンセルだよな。

と、思い
トラヴォルタ69氏に
ダメモトで
メールした。

全然OKだった。

いや、むしろ
ウェルカムな感じ。


なので、今回も艶女(アデージョ)と僕とトラヴォルタ69氏の3人で呑むことになった。

ちなみに艶女(アデージョ)はThe Idle Thingsという超カッコイイバンドの敏腕スタッフだったのだ。このバンドは活休してしまったが、今でも僕は応援してるし、待ってるぞPATTI!ちなみにこの動画は1万回以上再生されている。

▼The Idle Things / Flower Flower (PV)


そんなワケで、
差しつ差されつ
シッポリ吞みは
次回にお預けだ。


改装中の御徒町駅で待つ。

▼御徒町駅南口改札


時間通りにトラヴォルタ69氏が来る。今日はジャケットにデニムスタイルでビシッとキメている。突然に誘ってもファッションにスキが無いのなwww

20分遅れて艶女(アデージョ)が来た。目の覚めるような鮮やかなブルーのドレスだ。3人で御徒町から昭和通りの「やきとん ま~ちゃん」に向かった。

実はこの「ま~ちゃん」は、知る人ぞな名店なのだ。野方の秋元屋系だから絶対に美味いハズだ。昭和通りから急に暗くなる辺りで、全員に鳥打ち帽をかぶってもらい、いよいよ吉田類ゴッコの始まりだ!

吉田類ゴッコとはBS-TBSの人気番組「吉田類(ルイ)の酒場放浪記」のマネをして、鳥打ち帽をかぶって居酒屋を巡ろうという企画。放浪のお相手はそのつど変わる予定。今回のお相手は艶女(アデージョ)サチさんとじゃぶりなベイビーズのカリスマヴォーカリスト、トラヴォルタ69氏。

トボトボと歩くと遠くに看板が見えてきた。

やってる!

やってる!

やってる!

並んでる!

超並んでる!

入店は諦めた。

いつ空くかも分からないからな。次回またチャレンジしよう。

なので、急遽、御徒町の加賀屋に行くことになった。トラヴォルタ69氏も加賀屋に超興味があるというのだ。

もう一度駅に戻り、線路の反対側の加賀屋に向かう。以前ジェリーさんと自転車パーツを見に来たときに発見した店だ。

▼加賀屋御徒町店入口


地下にあるこの店の階段を降りるのは、ブルーの機体、ザクⅡ強行偵察型の艶女(アデージョ)だ。

▼ザクⅡ強行偵察型(艶女搭乗機)


息を飲み結果を待つ。
この店でフラレたら、次の店を探さなくてはならない。

全然OKらしい。
早速我々も乗り込んだ。


ここの加賀屋も天井が低くて、超ウルサイ親父どもがワンサカだった。早速我々は、もつ煮と酒を頼んだ。トラヴォルタ69氏はSD(ソフトドリンク)だった。もつ煮は加賀屋池袋店や新宿店のような、うっすら赤めの汁のモツ煮だった。

▼名物の特製モツ煮


このモツ煮の美味さが
トラヴォルタ69氏の脳に
イナズマを撃ち下ろした!

トラヴォルタ69氏は
思わず立ち上がり
こう言った。

イナズマー!



類(ルイ)も食ったが、確かにあっさりで美味い。しかし、船橋加賀屋のもつ煮は、ここのもつ煮より、100倍美味いことを教えておいた。そしてレバー(タレ)も美味かった。

▼レバー(タレ)


やっぱり、串によっては塩とタレをチョイスした方がいいな。昨今は塩を頼んで大人っぽさを演出する知ったか野郎がいるが、類(ルイ)はカシラは絶対にタレ派だ。

ここで、馬刺が来た。
艶女(アデージョ)は、速攻で冷凍しているのに箸をつけて後悔していた。慌てなくても自然解凍してから食べたらよろし。

そして、馬刺の横にちょこんと縮れ毛が乗っていた。刺身のツマのようなフリをして皿に乗っているが間違いなく…

オマエは
縮れ毛だ!


そんなに太くないところを見ると、

店員さんの
手毛だろう。


陰毛ではないことは明らかなので、類(ルイ)はすっと手で取って、縮れ毛を床に捨てた。ここでも大騒ぎしないのが安居酒屋のルールってやつよ。

この前は立ち飲み屋で、コップにカピカピになった魚の骨がへばりついていた時もある。そいつも指で削り取って構わずにビールを注いださ。

三国志の張飛益徳が現代にいたら、そんなことでイチイチ店員を呼ぶと思うか?




漢は太く
あるべきだ。


そいつは人生でも居酒屋でも同じこと。いちいち動じないハートの強さが大事だぜ。

そして、トラヴォルタ69氏は本日2回目のモツ煮をチャイナガールの店員に注文した。完全におかわり君だ。相当にイナズマがクリティカルヒットしたらしい。

彼はまたもや立ち上がり、こう言った。

イナズマー!



さてと、散々に飲んで食って宴は終わった。「ま~ちゃん」は行けなかったが、楽しい宴だった。



御徒町のホームに着くと僕だけが反対側の電車だった。艶女(アデージョ)とトラヴォルタ69氏を遠く見えなくなるまで手を振って送った。

いつまでも、
いつまでも。


さて、
もう一軒寄って
帰ります。




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