全裸で寝ている。
ソファーに座り、衣類を脱いでシャワーを浴びてからキャンプの仕度をしようと思ったら、そのまんま落ちていたのです。
時計は2時35分を差していました。6時30分に津田沼駅でEDDIE PUMPKIN'S HIGH のヴォーカル&ギターのスミタ氏と待ち合わせています。6時前には家を出なくてはならないのです。
とりあえずシャワーを浴び、目を覚ましてから、もそもそとグレゴリーのザック、セラック45に用意していた荷物やら道具をパッキングしていきました。
約2時間かかりパッキングを終了させ、1時間の仮眠を摂ります。普段は使わない黒電話のアラーム音でバッチリと目が覚めました。
5時50分に家を出ました。担いだザックは登山の時より全然軽かったです。
ちなみに今日はド平日です。
お盆に休めなかったのでズラしたのです。
なので電車の中は通勤客でいっぱいです。
なんか申し訳ない。
6時20分に集合場所に到着したが、スミタ氏が45分に到着するとメールがあったので目の前のすき家で牛丼とおしんこセットを注文した。
しばらくするとスミタ氏は颯爽と現れた。短パンである。氏の短パン姿を初めて見た。
ここから、みんなとの合流地点である鴻巣に向かう。今は便利な世の中なのでiPhoneでカーナビが出来るのだ。しかし、スミタ氏のクルマにはiPhoneフォルダが付いてないのだ。首都高はカーナビを見ながら快適に巡航したい。
でもiPhoneフォルダは無い。
どうする?
こうなるよなww
▼iPhoneフォルダ「ハッチの手」
エアコンの吹き出し口が、調度カーナビを見るベスポジなので、手が凍傷になるほど冷たかったです。しかし、冒険家植村直己はもっと過酷な状況下でも耐えていたのです。たかだかエアコンの冷たい風じゃないか!
心頭滅却すれば
火もまた涼し。
僕は助手席で般若心経を唱えながら、
見事にiPhoneフォルダになった。
▼もう一度「ハッチの手」
首都高はゲロ混んでいました。
道の真ん中に鉄柱が落ちてたのです。
スミタ氏は運転が上手です。
なんでも仕事で散々関東を走り回っていたらしいのです。
遅刻ブーイングメールを左手でいなして、右手はiPhoneフォルダに奪われました。しかし、埼玉を侮っていました。なんと大宮辺りで高速道路がプツッと途切れるのです。そっからは17号線をひた走り。
8時集合の予定が、着いたのは9時45分。
僕らには罪はない
そこから東松山を経由して、総勢7名で一路秩父のキャンプ場へ。

キャンプ場に着くと早速火を起こして食事をした。
なんて書くと、さぞ僕がやってます的な感じだが、ちなみに僕もスミタ氏もキャンプは初めてみたいなもんなんで、キャンプの達人の技をぼーっと眺めているだけだったのです。

食事が終わったら川で泳ぎました。
水深3メートルぐらいの場所もあって、舐めてたら溺れかけました。
千葉県民は川で遊ぶ習慣がないので、この、ズボッと深くなる川の感覚は恐いです。
川からあがるとスミタ氏がクーラーボックスの食材で料理を作ってくれました。ちょっとした料理なのですが、とても美味しくって子供たちにも大人気でした。
意外な一面を魅せてくれました。
▼アウトドアクッカースミタ

僕は前日LOFTで買ったシールを出して、小学生の女子2人とシール交換をしました。
狙い通りポイントガチ上がりです。
▼シールディーラーハッチ

夜は大人組で恋バナなんかをやってしまいました。

書けない内容なのですが、ここ数年で一番面白かったです。
笑って泣いて笑って…あとからじわじわくるネタでした。
結局、就寝は夜の2時。
後半はほとんど記憶がありませんでした。
朝はみんなにスミタ氏がマフィンを作ってくれました。
▼スミタズ マフィン

管理人のおじさんが見回りに来たので、一つ質問をしました。実は偶然このキャンプ場に当時のバンドメンバーのボーカルA君と2人で来たことがあるのです。その彼とは色々と揉め事があって勝手にこちらから縁切りしたのです。
今思えば酷いことをしてしまいました。
なるべくなら会いたくありません。
でも、ここの常連客だったのです。
僕「5年前にA君と来たんだけど、A君どうしてますか?」
おじさん「今日もうすぐ来るよ」
僕「A君にはこのこと内緒にしてください」
おじさん「うん」
そそくさと片付けをして、シャワーを浴びてから、慌ててキャンプ場を出ました。
帰りに「秩父名物 備長炭焼 豚みそ丼 元祖発祥の店 お食事処 野さか」でお昼を食べました。
▼野さか

▼豚みそ丼ねぎだく

それから、アニメ「あの花」の観光名所を見ようとスミタ氏が提案しますが、自分からはビタイチ検索しません。みんな「他力本願なヤツだ」と思い訝しげに思っていましたが、思い出しました。スミタ氏は鴻巣に置いてきた自分のクルマにiPhoneを忘れたということを!
そりゃ、自分じゃ検索できんわなww
秩父神社に寄って観光をして、「あの花」の聖地巡礼したときは、僕もスミタ氏も涙ぐんでいました。
▼秩父神社

▼めんま

秩父観光を堪能して鴻巣に戻り、無事に千葉に帰りました。