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Channel: BOOGIEなイーブニング!
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エディパン写真部/江ノ島編

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欲が止まらない。



EDDIE PUMPKIN'S HIGHのボーカルギター、スミタ氏の事である。以前、彼から長崎一人旅に出る前にカメラを買う相談を受けた。

どんなカメラを買っていいか教えてくださいと。カメラコンシェルジュを名乗る僕は、迷わずにライカのデジコンをオススメしたのだ。彼は長崎で写真にハマりまくり、マクリマクリマクリスティー、旅から帰って来たのである。そして、間髪入れずにオリンパスのレンズ交換式マイクロフォーサーズカメラ、OLYMPUS PEN E-P5を購入し、さらに、その勢いでライカパナソニックのレンズを3本買った。

今や、どハマりした彼は寝る時もカメラを身につけ、カメラ男子と化している。そんな彼に、以前から元ザ・セパレイツ、自慢☆毛のドラムヨッシーと作っていた、セパ写真部改めエディパン写真部に加入しないかと打診したわけである。

入部資格は「レンズ交換式デジタルカメラを持っている」というシンプルなものなのだ。

早速入部してもらったスミタ氏と撮影会に行こうじゃないかと突然ふってみたら、行きましょう!となった。

誘ったのは前日。

週末の朝、8時30分に津田沼駅の改札口で待ち合わせた。スミタ氏は待ち合わせより30分も早く到着していた。僕も15分ほど早めに到着していたので、2人で駅中の珈琲屋でブリーフィングでもしようとなった。ヨッシーも後から来たので、鎌倉のガイドブックなどを見て、まるで女子のようにキャッキャとはしゃいでいた。あまり長くはしゃいでいたので、なんだかんだで津田沼駅に長居してしまった。

津田沼駅から鎌倉駅までは、総武線快速で1本である。それを知らないヨッシーは小躍りしていた。なんとヨッシーは、鎌倉に足を踏み入れるのが人生初なのである。僕はというと、昔、「わたしの鎌倉写真展」に出展するために月1ペースで通っていたのだ。そんなMr.カマクラな僕と行くのだから大船軒の鯵の押し寿司に乗ったと思っていただきたい。

行きの電車に座ることが出来たので、色々な話しをすることが出来た。話しの大半は世界のダーワーの謎の生態についてである。なんと東戸塚駅までその話しは続いたのだ。

鎌倉駅に着くと人の多さに圧倒された。さすがに観光地である。駅を降りずにそのまんま江ノ電に乗り換える。ここも人がごった返していた。江ノ電を激写するヨッシー。慌てて満員の江ノ電に押し込むように乗り込んだ。最初の計画では、長谷で降りて大仏を見ようと思ったのだが、急遽江ノ島駅まで行き、江ノ島を撮影してから長谷、鎌倉と戻ってくるルートに変更した。長谷で降りる人が多すぎるからだ。

一気にがらんどうななった江ノ電の車窓からは、海が見えてきた。そして、ある変化に気がついたのだ。

江ノ電に乗ってから、
ヨッシーが一言も
喋っていない!


何か悪いもんでも食ってポンポンが痛いのか、はたまた人の多さにうんざりしたのか、さっきからずーっと車窓を見たっきりである。気になったので、その辺りを本人に伺ってみると…


ここに住みたい!


そう一言だけ残してまた車窓の世界に没頭していた。

そう、湘南の景色に感動していたのである。

話しかけないでください!まで言われたわww

これは、〝旅行に行くとそこに住みたくなっちゃう病〟だろう。しかも、かなりの重症患者である。家や車の塩害がどうのと独り言を言っていた。

脳内渡辺篤史状態である。

▼江ノ島駅


江ノ島駅に着くと、ここも観光客で賑わっている。ゆっくりと江ノ島までの橋を渡る。ヨッシーは、モンサンミッシェルだ、モンサンミッシェルだと大騒ぎしていたが…

そんなことは無い。
かなり空想の翼を広げているようだ。

イカ焼き、さざえの壺焼きフレイバーを全身に浴びながら、ゆっくりと島の中心部である江ノ島シーキャンドルへ向かって行く。

▼いやんなっちゃう参道の人ゴミ


▼江ノ島エスカー


その前に江島神社に登って、少し降りて江ノ島エスカーに乗り、途中でサムエル・コッキング苑に行く。しかし、200円の入場料をケチり入らなかった。全ての施設を見学するのに小銭を奪われることに嫌気がさした我々は、はたと気づく。

観光に来ているのでは無い!
撮影に来ているのだと。


しかし、島を一周するルートは無く、ドンツキまで行って引き返す。さっき下った鬼のような階段をひたすら登り、アラフォー部員たちの膝を完全にオレンジクラッシャーしてしまった。

▼部員の皆様


満身創痍でなんとか島を抜け出した。そもそも、江ノ島にこんなに時間を割く予定では無かったのだ。

我々は続いて長谷駅に向かう。

ヨッシーとスミタ氏が始めてご対面する、あの方が待っている長谷へ。

つづく

エディパン写真部/長谷編はこちら


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