Quantcast
Channel: BOOGIEなイーブニング!
Viewing all articles
Browse latest Browse all 803

深夜特急

$
0
0

地の駒忠だ。

デザイナーK氏と呑んだ。駒忠のママから「今日はシラフで来たのねぇ」なんて言われた。それもそのはず、この店に来る時は他所の店でベロンベロンになってから来るのに、今日は初めて1軒目で来たのだ。

シラフで食べる名物イカの丸焼きはジュージューと鉄板が音立てて、アッツアツ。まっこと美味かった。

▼イカの丸焼き


コリコリのツブ貝も美味し。

▼ツブ貝刺し


厚揚げも美味し。

▼厚揚げ


何注文しても
ハズレが無いな。


K氏とは色々な話しをした。

最初は大人しかったK氏も、日本酒に切り替えてから人格がイビルジョーのように凶暴になった。

▼イビルジョー先輩


毎度のことだが店を出て喧嘩をしていた。

お互いローキックの応酬だ。

知らない人はびっくりすると思うが、前は銀座の真ん中で、僕がK氏にパワーボムを掛けている。

そんで、蹴り別れとなった。

0時30分。

さて、事務所に戻ってイスを並べて寝ようか。

と、思った時に閃いたのだ。

そうだ、確か家の目の前を通る高速バスがあったよな。早速調べると「有楽町駅マリオン前」に24時50分と書いてある。こっからなら10分ぐらいだから調度良い塩梅で停留所に着く。

いっちょ
人生初の
深夜高速バスを
体験してみっか!


だが、油断は禁物なので、オカマ歩きで急いだ。

西銀座チャンスセンターの前にそれらしきバスは停まっていた。全然マリオンの前ではないのでバスに入る時に車掌さんに訊いてみた。「○○駅前は通るでしょうか?」。すると車掌さんは「停まりますよ」と応えてくれた。どうやらバスの運転手と車掌さん、停留所の係員の3人態勢でやっているようだった。前金制なので先に2500円を払って乗り込むと座席はガラガラだった。



絶対に寝ないと
心に決めていた。


発車時刻が近づくとゴソゴソとオッサン達が乗り込んできた。一通り片側のシートは埋まり、隣りに横柄なオッサンが座ったらイヤなので、2人掛けのシートのほぼ真ん中に陣取って、寝たフリをこいた。

東京駅でもオッサン達は乗ってきた。



そこから、意識がすーっと遠のいた。

気がつくと船橋駅だった。それから津田沼駅を経由して、1時45分に地元の駅に着いた。

親切なことに、車掌さんが一人一人降車駅をチェックして起こしてくれる。

ありがとう!
深夜高速バス!


遠くなるまで手を振って見送った。



後で気がついたのだが、僕が乗ろうと思っていたバスは京成のバスなのだが、知らないで平和交通という違う会社のバスに乗っていた。京成バスは鎌ヶ谷駅が終点だが、平和交通は終点が勝田台までだった。さらに京成バスは運賃が1,540円と960円も安かった。

960円損した。

しかし、タクシーで津田沼から2000円も取られるのに、有楽町から自宅の目の前までバスで送ってくれて1,540円なら、終電であたふたするよりは、コレに乗った方が断然お得で楽チンである。

一つおりこうになった気がした。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 803

Trending Articles