アルタ前にいる。
全く以て新宿がアウェーな僕は、待ち合わせってーと、馬鹿の一つ覚えのように、このアルタ前しか知らないのだ。さて、今回は念願叶ってあの秋元屋系もつ焼の「野方屋」に行ける。秋元屋系だと御徒町の「ま~ちゃん」には良く行くのだが、それ以外の店は初めてである。
颯爽と待ち合わせ場所に現れたOさんに、大ガード下でこそこそと鳥打ち帽を渡し、いよいよ吉田類(ルイ)ゴッコのスタートである。
吉田類ゴッコとはBS-TBSの人気番組「吉田類(ルイ)の酒場放浪記」のマネをして、鳥打ち帽をかぶって居酒屋を巡ろうという企画。放浪のお相手はそのつど変わる予定。今回のお相手はイラストレーターで料理研究家のOさん。
野方屋に着いて暖簾をコンチハするといきなり満席である。だが、妖怪メダルのガチャ前の子供のようにもじもじしていたら、カウンター真ん中辺りの旦那衆が席を少しづつ詰めてくれて2人分の席を空けてくれた。
ありがたや、
ありがたや。
座っちまえばこっちのもんである。まずは黒ホッピーなんかを注文しちゃって…
見せてもらおうか、
秋元系の性能とやらを。
最初はレバ刺を頼んだ。
レバ刺超グー!
臭みも無く本当に美味しい。
モツ焼はハラミやカシラ、てっぽう等を頼んだ。秋元屋系なのでここは味噌ダレが宜しかろう。
ただし、同じ秋元屋系で言うと、「ま~ちゃん」の方が安くて種類があって好きかなぁ。ま~ちゃんは、タレ・塩・味噌ダレの味付けがお店のお任せだが、この店は全部のもつ焼を味噌ダレで食べれるのは嬉しいけどね。
もつ煮も辛さも選べるようで、なんか一番辛いのはすげー高かった気がする。
もう、ロックの話しなんかしちゃうもんだから、そりゃあ美味しいお酒が呑めたさ。
結果、
ベロベロに酔った。
その後はOさんが、行ったことのある「バーみのる」というしょん横の激渋いバーに行った。
もろ昭和!
お客さんも昭和!
値段も昭和!
昭和にタイムトラベルしているような感覚だ。たった1000円で超時空を越えて、まだ、C204型重力歪曲時間転移装置も無いのにジョン・タイターばりにあの昭和にタイムトラベル出来るのだぞ。
安くねーか?
ここで、ハイボールをやったった。いま思えば、類(ルイ)はハイボールにはからきし弱いのだ。気がつくと終電ギリギリだった。
こっから、
ほぼ記憶が無い。
多分Oさんと別れて電車に飛び乗り、多分御茶ノ水駅で乗り換えた。西船橋駅で乗り換えれば終電に間に合うはずなのに、津田沼駅まで寝こいてしまった。
多分一応ダメモトで新津田沼駅まで行ってみたが、お昼休憩のラーメン屋のように、愛想無くシャッターが半開きになっていた。
そっから、多分タクシー乗り場に向かい帰った。記憶は無いがタクシー内で写真を撮っていたようだ。
もう一軒寄って
帰ります。