初出社の一日は長い。
今年はこんな感じだった。
朝10時過ぎに家を出る。
寝坊したので、事務所に寄らず直接お得意さんに挨拶周りをすることにした。今回、お年賀は千葉の銘菓ピーナッツサブレー。しかし、船橋に売ってんだろうと思ったら、松戸エリアにしか売っていない事に今更気がついてしまった。松戸は通勤ルートの逆方向である。が、仕方が無く、新京成線「五香」駅という超マイナー駅に本社工場と店舗があるようなので、そっち経由で千代田線を使い永田町の出版社に向うルートを選択した。
五香駅で降りて、お菓子屋のHPの地図がめちゃめちゃ下手糞なので、道を間違えてしまった。だいたい西口か東口かくらい書いておけやボォケッ!
なんとか店に到着して購入できた。これからは毎年お年賀は、ここのピーナッツサブレーを買う事にしよう。なにせ300円のにも丁寧に包装してくれて、お年賀の札を貼ってくれる。
包装を待っている間にお茶とサブレーをつまんだが、上品な甘さでとても美味しい。
商品を受け取って松戸駅に行き、常磐線各駅で大手町、そっからパンダ部長の待つ永田町の出版社に向った。
12時にアポの予定が、12時15分になってしまった。
編集部の皆さまにも新年のご挨拶をして、御年賀を渡してから、パンダ部長とランチに出かける。毎年「上々ラーメン」というラーメン屋に行ってるのだが、潰れてしまい、永田町や麹町をぐるぐると回り、普通の中華料理屋を見つけて入る。そこで担々麺と麻婆豆腐、ビールをパンダ部長にゴチしてもらった。
今度は赤坂の某有名デザイン事務所に挨拶に伺う。永田町から赤坂まで毎年歩くのだ。結構な距離よ。
途中で必ずポンポンが痛くなり、港区コニュニティセンターで(大)をするのも恒例のムーヴだ。僕の人生に全く接点のない港区へのささやかなプレゼントである。
そして、薬研坂を下がって上がって14時ごろ事務所に到着する。
ここで毎年社長にありがたい説法をうけるのだが、ここ2年はラッキー(こらっ!)な事に社長は来ていなかったのだが、今回はそうはイカのペニペニだった。
しかし、社長のトークは結構面白いし、ためになるのでいい。
新年に、しっかりせいや聖闘士星矢!と喝を入れられる感じだ。
今年の社長の時計はガチなフランクミューラーだった。僕はフランク三浦をしてこなかった事を悔やんだ。
事務所を出てショートカットして赤坂駅へ。
そして、やっと16時ごろ銀座の事務所に戻る。ここで、僕のデスクの上にある年賀状を見てから、来た数だけ(8枚)今年は作り始めた。
この、来てから年賀状を出すという「賀状後だしシステム」をとうとう開発したのだ。
デザインのアイデアは正月から十分の練ってあったので、これを15分で作る。
そいつを手差しで複合機からプリントアウト(これが厄介)
して、万年筆でせっせこ書いてゆく。
夕方、ポストに投函して、そのまま新橋へ向う。そう、パンダ隊長ともつ焼「カミヤ」に行って、新年にだけもらえる「カミヤ」と印刷された御年賀タオルをゲットするためである。
しかし、19時に着いてみると満席。しかたがないので店の外のテーブルで震えながら冷たいビールを飲み、中の席が空いたら移動することにした。1時間ほどで移動できたが、そのころには、南極観測隊のようにカラダは芯まで冷えて、さらにホッピーに移行してベロンベロンになってもう太郎や次郎やワケワカランくなっていた。
この季節は店の中がいいなぁ。
ガツ刺しも無いので消化不良ではあったが、しっかりと「カミヤ」御年賀タオルを手にして22時30分に帰宅した。
いや~大変だった。
↧
初出社
↧