朝っぱらからツイッターを見ていた。
もちろん暇で暇で仕方ないのだが、前日のライブで放心状態(二日酔い)である。
すると、デカダンレトリヲのギターボーカル、天井氏がこんな呟きを。
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@higaisya_amai: 本日、千葉ルックでございます!
18時オープン、18時30分スタート!
なにもかも投げ出したくなるくらい、最低な精神状態ですが、全部吐き出します
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度重なる“ライブ行く行く詐欺”をはたらいた俺に染み入る1本の呟き。ここで行かないで寝転がってはいけない!などと思いながらも「新婚さんいらっしゃい」を観て2組目の奥さんはアリだなぁなどと鼻をピッキングノーズしながら、ウジウジとしていた。
しかし、豪華ハワイ旅行が当たる神経衰弱みたいなのは観たくないから、いよいよ起き上がって、自転車のシートを交換したのである。
そう!今までの“ライブ行く行く詐欺”を人力のみを以ってして償うつもりだ。北習志野から千葉LOOKまで自転車で巡礼する、デカダンレトリヲ詣りである。その道は…
困難であろう。
苦行の連続であろう。
危険を伴うだろう。
三蔵法師 玄奘のような決意でライブに向かうのだ。
え?
総武線快速で行って、
はよライブレポしろやって?
まぁ、落ち着いてくれ!
ここはストーリーってものが必要でしょ。決してシートを交換した自転車の試運転なんて生半可な理由で行くのではないぞ。全身全霊を込めてライブを観に行くには、この方法しか浮かばなかったんじゃなもしぃ~。
さて、自転車を担いで家を出た。
ここから、2つのルートがある。
実籾街道を千葉まで上がって行くルートと、一旦、海まで出て海岸線を走るルートだ。取り敢えず何も考えて無かったので、ZIGZAGに女狼スタイルで走ってたら実籾まで来ていた。
新しいシートにプリティーヒップはピッタリとフィットしている。まぁ、いつも使ってるヤツの色違いなのを買っただけなので当たり前か。
しかし、実籾街道にモーレツ飽きてきた。側道はタイトだし、アップダウンは多いし、産業道路だからトラックは多いし、ってもう最悪なのだ。だから花見川を渡るついでに花見川CR(サイクリングロード)を走って海まで向かい、海岸線を走るルートに変更した。
まぁ、この花見川CRに乗るまでにも苦労したのだが、今回は割愛しよう。
▼花見川CR
花見川CRに入るとローディー達にボカスカ抜かされ、MTBにまでぶっちぎられた。しかし、こちとらミニベロ。なんのプレッシャーもない。
海まで出て、海岸線を千葉方面に向かう。稲毛海浜公園に着くと、行程の2/3くらいか。ポートタワーが見えたら左折した。いつも通るタイトな車道の川越えた側道が自転車専用道路だということを発見した。そして国道14号線の裏通りにも自転車専用レーンがある事を発見。
プリティーヒップの痛みさえ無ければ、実にいいコースであることが判明した。帰りもこのコースなら、夜でも安全快適に帰れるだろう。
千葉駅まで来れた。
25km
なんと僕は千葉県でロック演ってるっつーのに、名門千葉ルックの場所が分からないので、グルグルとエロい栄町を徘徊し、やっとこさ見つけてから、いつものベロベロベローチェまで戻って茶をしばく。
1時間以上時間が余った。
しかし、エディパンのスタジオ練習が無い時にこのベローチェに来たのは2度目である。前回はスタジオ練習の日にちを間違えて来たのだ。
どんだけ好きなんだ。
カフェ・ベローチェ 千葉店www
さて、スタート30分前になったから、千葉の家系ラーメン増田家まで行ってラーメン(中)を食い、そのまんま千葉LOOKに来た。
店の反対側の柵に自転車をくくりつけるとLOOKの店員が来てダメだと言われた。要するに見える範囲では停めてくれるなと。
快く承諾して駅の下の橋の柵に括りつけた。
ライブハウスに着くとスタート10分前。
そこに我らがEDDIE PUMPKIN'S HIGHのギター、世界のダーワーが颯爽と現れた。さすがはファーストネームに「世界」を冠した漢。
「多分行けると思う」は、
「絶対行く!」なのである。
そんなこんなで、デカダンレトリヲのライブは始まった。
初めてちゃんと観る。
そう言ってもいいだろう。
ちゃんと観たデカダンレトリヲのライブは激しかった。
天井君
右に左にキレッキレである。
エフェクターも踏むタイミングが細かくて痺れるな。
ちゃんと効果的だったぞ!
ジンエリ夫氏のベースもフレット一杯に使ってウネるグルーヴィなベースある。
そしてドラムのたきゃーき氏にビックリした。
あれ?激ウマい!
オカズも細かいし、曲中にグリップを変えるなんてサーカスみたいなことをやって見せる。あ、ちょっと危なかったけど(笑)
こりゃ、スリーピーとは思えないほど音が厚くて、さらに熱くていいバンドだぞ。
畳み掛ける天井氏の唄が独創的だよな。
客席も明らかに他のバンド観に来た女性がノッてたもんな。
まぁ、そんなんで他のバンドを1つ観て、2つ目は1曲だけ聴いてLOOKを出た。
世界のダーワーにラーメンを誘われた。漢の中の漢に「3時間前に増田屋でラーメン(中)を食べた」とは言えなかった。当然の味噌ラーメンである。
C-one内にある「味噌屋 雷門 千葉店」に入った。
ビタイチ食いたく無いけど、無理して北海道味噌ラーメンを注文した。
着丼!
無理矢理胃袋に流し込んでダーワーに漢気で応えた。
すると急激にポンポンが痛くなった。
ダーワーと別れ、セブン-イレブンに駆け込んだ。
ギリセーフ!
さて、手を洗って、水を購入して、こっから25kmの孤独で真っ暗闇のライディングが始まる。
走行距離50.2km
約4時間
行きとほぼ同じ安全なルートを使って帰った。今度は海岸線のルートを長めに取って、茜浜の部室から一気に北上するルートだ。
夜の海は真っ暗で、とても静かだった。
いいライブだった。
走りながらデカダンレトリヲの名曲「今世紀最大のブルース」を歌ってみた。
歌えなかった…。
そんな歌えないハッチがベースを弾くバンドのライブがあります。
【LIVE告知】
EDDIE PUMPKIN'S HIGH
3月29日(日)君津トリックアイ
START 16:00
¥2,500(3Drink付き!!!)
※17時30分からの出演です。
(BAND)
Eddie Pumpkin's High
JEERS
BLACK PEACH
Sixth 9 Sense
The Velvet Jettys
THE FLASHBACK RUMBLERS
(弾き語り)
POSTMAN KAZZ
TOMOKAZE
(ベリーダンス)
スタジオ サラサ
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デカダンレトリヲのライブ
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