桜川を走る。
茨城県土浦市の桜川沿いに自転車で走ると土浦港に出た。港ではバサーたちがが常吉ツンツンしている。こう寒いと船溜りでツンツンしてる方が釣れるのだろう。見てるうちに1匹ぐらい釣れないかと魚紳さんのような暖かい眼差しで眺めていたが、竿はピクリともしなかった。
そして、ようやく霞ヶ浦湖畔のサイクリングロードに出た。
▼ほとんど海
走りやすい道なのだが、思いっきり向かい風だった。漕いでも漕いでも前に進まないのだ。
しかも景色は全部一緒。
右が湖で
左がレンコンの田んぼ。
▼どこまで行ってもほぼ同じ景色
痺れを切らした谷キャプテンは、いっそ湖畔のサイクリングロードを捨て、山沿いに走ることを提案した。僕もさっき山陰で風が止んだ事を思い出し賛成した。
▼コース変更を指示するキャプテン
このブライト・ノア中尉のような地形を利用してホワイトベースを隠すような作戦は大正解だった。
風が山陰で遮られて、さっきのサイクリングロードと比べると無風に近い。
▼山沿いの道
ここで僕はa.n.design worksのミニベロCDR214 の隠された無限エネルギー
イデの力を覚醒させる。
きこえるか
きこえるだろう
はるかな轟き~♪
あ、うそ。
ほれ、ギアがあるじゃない?
前2段に後ろが7段だったかな。
それのさ、前2段の軽い方しか使ってなかったのよ。重い方にシフトチェンジすると、カラカラカラカラ鳴ってキモチ悪いからまた戻してたの。そんでさっき1分ぐらいカラカラ鳴らしてたら、いきなりガチンッ!ビュウォォォォーン!ってギアが入ったのよ。
いや、重い方にしたら、すげー楽しいね。スピード出る出る。特にさ、こう、なんて言うかな、ギアと漕ぐチカラがマッチした時ってのは、ほんとに全然チカラ入れてないのにビューーーンと加速すんのよ。人馬一体ってのかね。めっちゃ気持ちいいのよ。
ピストバイクはさ、こう漕いだチカラがグワンとチェーン、タイヤにダイナミックに伝わってカラダごと走る感じだけど、ギア付きってのはさ、自分で斜面やスピードに会わせてギアを選択する楽しさってのかな。9段ギアのどこかにピッタリのギアが必ずあって、ドンズバをチョイスすると気持ちいいんだよね。特にスピードが乗った時の重い方のギアよ。
なんて言ってるけど、今度は巨大な坂が我々を待ち構えていた。坂の手前で地図を見て迂回できないかチェックしたが、タニキャプテンから、この坂を登るしかないことを告げられた。
御歳52歳のキャプテンは立ち漕ぎで走破。僕はここぞとばかりに操作したギアチェンジが失敗して、逆にめっちゃ重くしてしまい、バランスを崩して自転車を降りた。ツッチーは最初っから押している。
なんとか登り切ると坂の上にはお城が待っていた。茨城県は城が多いな。
▼城を模しただけの郷土資料館
調べるとただの郷土資料館だった。しかし、なんとこの地域は、伊藤甲子太郎の出身地だとか。伊東鴨太…
あの伊藤甲子太郎ぞ!
こんどは坂を下り、ゴール手前の大きな橋を渡る時が一番辛かった。
▼地獄のような橋
みんなとすげー差をつけられる。
吹きっ晒し、向かい風の突風で、まだ30kmぐらいしか走っていないのに膝が壊れてしまった。いつもなら100kmを越えると痛くなるあの激痛だ。
ひと漕ぎごとに痛みが走る。
向かい風とは、通常のサイクリングの3倍の労力が必要だということを膝の痛みと共に痛感した。
橋を渡るとすぐに道の駅たまつくりの物産販売所「こいこい」はある。
感動のゴーーール!(往路)
食の旅とか言っちゃって、
14時20分まで飯抜きだったよ。
さて、「なめパックン」とは、一体どんな食べ物なのか!
つづく
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初めての輪行#3
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