西船橋にいる。
いよいよロードバイクキャノンデールCAAD8を購入した、自慢☆毛のドラマー、ヨッシーと江戸川サイクリングロードに繰り出すのだ。10時30分に西船橋で待ち合わせをした後、裏道を使いながらゆっくりと市川に向かう。ここでスピードを出す必要はどこにもない。ゆっくりと江戸川まで出て、江戸川CRで好きなだけ飛ばせばいいのだ。市川駅をパスして横から江戸川CRに入る。入口には地元の高校の陸上部が坂道ダッシュを何本も重ねているが、先生の合図をキッカケに上手いこと練習を邪魔せずに江戸川までに乗れた。
ヨッシーよ!
これが江戸川CRだ。
と、言いたいところだが、幼稚園の徒歩遠足が、ばっちりサイクリングロードを塞いでいて全く走れない。サイクルジャージを着たオヤジ2人が園児を跳ねながら走ったら、まるで脱法ハーブでもやってるジャンキーみたいなので、ここは紳士らしく最初から自転車を降りて、園児をやり過ごすという苦々しいライドオンであった。しかし、俺もヨッシーもタダでは降車しない。もちろん保護者のお母様方をエロ目線で観てやったさ。ああ、転んでもタダでは起きない性分なんでね。
取り敢えず進路は川を遡る方向に向かうことにした。水は高いところから流れて来るということは、我々は若干登りを走っていることになる。まぁ、そんな事は気にせずに快適に心ゆくまでペダルを漕いだ。
▼江戸川CRを泳ぐように滑走するヨッシー
埼玉県の吉川市まで走り続け、そこから江戸川を横断して埼玉側から川沿いのサイクリングコースを下って行った。
▼吉川市ってどこよ
要するにUターンだ。しかし、千葉側を走っていて全く気がつかなかったが、
心がポッキリと
折れるほどの
逆風だった。
行きは追い風だったので全然気がつかなかったのだ。つまり、追い風に乗ってガンガン飛ばし、距離を伸ばしたワケだが、帰り道はその分の距離を向かい風でたっぷりお返ししてもらえるという、決まれば相手にダメージを与えることができるが、外すととんでもなくヒザにくる、小橋健太の月面水爆ムーンサルトプレスばりの自爆である。
そいつをなんとか凌ぎ、カワイイピチピチのサイクルジャージを着た女の子のローディーがいると、「ケツー!ケツー!」と叫びながら、猛烈に追い掛け回して距離を稼ぎ、なんとか東京に入った。
実は僕にはもう一つミッションがある。谷キャプテン率いる通称「チーム谷」サイクリングチームも、今日は都内の柴又近辺で走っている。出来ればここに合流したいのだ。ヨッシーもみんなに紹介したいし、少しみんなと一緒に走ってみたい。
なので、江戸川CRを降りてすぐ近くにある柴又駅まで向かった。
▼中小企業の労働者諸君やってるかな!
しかし、Line上では既読になっているのだが、待てど暮らせど谷キャプテンからは連絡が来なかった。後で知ったのだが、谷キャプテンはツッチーが僕と連絡を取っていると思い、ツッチーは谷キャプテンが連絡を取っていると思ってたらしい。
なんだか末期の
連合艦隊のような
意思疎通だ。
なんとか連絡が取れた頃には、チーム谷はすでに平井駅から亀戸駅まで移動していて、僕らも帰りながら遅い昼飯を食おうと千葉寄りに移動していた。お互いが逆方向に移動していたのである。
しかし、何かを口に入れないとぶっ倒れるので、小岩駅前の中華屋「三平」に入った。ヨッシーと三平に来るのは5年ぶりだろうか。前のバンド、SISTER RAYでは暑中利用していたのだ。
ここで僕は腹ペコ・ラス・カチョーラス・オリエンタレスなので餃子、モヤシソバ、ライスを大盛りにしたら、ライスはとんでもないメガサイズだった。
着丼!
腹をフィリックス君風船ガムのように膨らませて店を出た。
▼フィリックスガム
そのあとドトールで茶をしばき、谷キャプテンに合流するか検討したが、ヨッシーは体力の限界を訴えた。僕はまだ会社の解散をチーム谷に伝えていないので、亀戸に向かうことにした。
ツッチーに電話をすると待ってくれるという。30分くらいで着くでしょ?とのことだ。時計はすでに16時を回っている。
ヨッシーとは小岩で別れて、千葉とは逆方向の亀戸に向かう。いや、これが大変だった。時間制限のある中で知らない道でのランは結構キツい。さらに陸橋だの橋だの東京ならではの難関トラップが続くのだ。
なんとか亀戸天神で合流して、こっちでも茶をしばいた。いい感じのクラッシックな喫茶店だった。
1時間ほどダベってから店を出た。外はもう真っ暗だ。
帰り道はテイルランプをナイトライダーのナイト2000のように点滅させて、ルート14をゆっくりゆっくりと走ることにした。
なぁ、K.I.T.T.
了解しましたマイケル。
走行距離:82.5km
↧
江戸川サイクリング
↧